徘徊センサーは、居室や玄関のドアの開閉、出入口の人の動きを感知して、外へ出ようとしていることを知らせるセンサーです。ドアに付ける開閉センサー、出入口の壁に付ける赤外線センサー、出入口の床に敷くマットなどがあり、電池式で電源工事の要らないものもあります。
この記事では、徘徊センサーの種類、玄関・居室ドアでの使い分け、スマホに届ける方法、介護保険のレンタルとの違いを整理します。
徘徊センサーには、どんな種類があるのか
| 種類 | 置く場所 | 知らせること |
|---|---|---|
| ドア・窓の開閉センサー | ドアや窓の枠 | 開いたこと。メーカーの例では電池式で電源工事が要らない |
| 赤外線・人感センサー | 出入口の壁や天井 | 出入口を通ったこと |
| マット型 | 出入口の床 | 踏んだこと |
| 屋内外型 | 玄関の内外 | 外へ出たこと |
メーカーが公式に価格を載せている例では、ドア・窓の開閉センサーの送信機が2万5千円、受信機とのセットで6万3千円〜8万8千円です(竹中エンジニアリング、税表記なし、2026年10月27日確認)。
玄関と居室のドアでは、どう使い分けるのか
| 場所 | 考え方 |
|---|---|
| 玄関・建物の出入口 | 建物の外へ出ることを知らせる。夜間に施錠していない出入口や、職員の目が届きにくい出入口に |
| 居室のドア | 部屋を出たことを知らせる。夜間に部屋を出てトイレへ向かう方など、本人の動きに合わせて |
| 非常口・階段 | 人の出入りが少ない場所ほど気づきにくい。開いたことだけでも知らせる |
ドアのセンサーは、出た後に知らせる点に気をつけます。駆けつけまでの時間を見込み、ベッドからの離床を早く知らせるセンサーと組み合わせることもあります。ベッドまわりのセンサーは離床センサーとはで書いています。
徘徊センサーの通知を、スマホに届けるには
受信機の音だけでは、巡視中の職員に届かないことがあります。センサーの通知をナースコールの仕組みにつなぎ、職員が持つ端末やスマホで受けられるようにすると、詰所を空けていても気づけます。スマホで受ける方法はナースコールをスマホで受けるにはにまとめています。
センサーと合わせて、呼び出しをスマホへ
ソクラクのナースコールは、電池式の呼び出しボタンから、LINE WORKS・Slack・Teams・LINEに呼び出しを届けます。センサーの通知と同じスマホで、利用者が自分で押す呼び出しも受けられるようにできます。
- 配線工事なし。電池式のボタンを置くか貼るだけで、1フロア・1台から試せます
- いつ・どの部屋から呼ばれたかを自動で保存します
- 初期費用は10部屋・1フロアで32万円〜、月額は基本利用料1万円+ボタン数に応じた利用料(税別)
ソクラクが扱うのは利用者が押す呼び出しボタンです。離床センサー・マットセンサー・徘徊センサーなどの見守りセンサーは、現在は取り扱っていません。
よくある質問
徘徊センサーは、介護保険でレンタルできますか
介護保険の福祉用具貸与には「認知症老人徘徊感知機器」があり、在宅で暮らす利用者が個人で借りられます。施設がまとめて設置する設備には使えません。
徘徊センサーを付けると、身体拘束になりますか
知らせるだけのセンサーは、厚生労働省の手引きが挙げる身体拘束の具体例には含まれていません。ただし、自分で開けられない部屋に閉じ込めることは具体例に入っています。センサーを口実に行動を制限しない運用にします。
ドアのセンサーは、工事が要りますか
電池式でドアの枠に貼る型なら、電源工事は要りません。メーカーの例では、リチウム電池で1日20回の送信なら約8年使えるとされています。
関連ページ
参考:竹中エンジニアリング製品ページ(マットセンサー MA-48・ナースコールセット NS-MA48・ベッドセンサー BS-2/BS-3・TX-BS3・ベッドコーナーセンサー B-CC・人の動きセンサー HM-1B・ドア・窓センサー送信機 HCT-115・クリップ緊急センサ送信機 HCT-CS30)、福祉用具貸与の種目(平成11年厚生省告示第93号)、厚生労働省「介護施設・事業所等で働く方々への身体拘束廃止・防止の手引き」(2026年10月27日確認)。

