介護見守りシステムの比較|眠りSCAN・aams・HitomeQの違いと選ぶときの軸

介護見守りシステムの比較|眠りSCAN・aams・HitomeQの違いと選ぶときの軸(ソクラクのコラム/介護施設の見守り)

介護施設向けの見守りシステムは、マットレスの下に敷いて心拍・呼吸・睡眠まで見るもの(眠りSCAN・aams)と、居室の天井から行動を検知して映像で確かめるもの(HitomeQ)に大きく分かれます。ナースコールと「連携する」か「置き換える」かも、製品によって違います。
この記事では、3つの見守りシステムを各メーカーの公式ページの記述だけで並べ、選ぶときの軸と、施設の規模に合わせた考え方を整理します。価格は3社とも公式には載っていないため、書いていません。

目次

主な介護見守りシステムは、何が違うのか

眠りSCAN・眠りCONNECTaamsHitomeQ ケアサポート
メーカーパラマウントベッドバイオシルバーコニカミノルタQOLソリューションズ
センサーの置き場所マットレスや敷布団の下に敷くマットレスの下(肩から腰のあたり)に敷くエアー式のマット居室の天井に付けるカメラ型のセンサー
分かること睡眠・覚醒、起き上がり、離床、心拍数・呼吸数(推定値)心拍、呼吸、体動、離床、眠りの深さ。起き上がりはオプションのセンサーで起床、離床、転倒・転落などの行動。そのときだけ映像を表示
受け方PC・スマートフォン。ナースコールの端末で受ける連携もPC・モニター・タブレット・スマートフォン。各社のナースコールやインカムと連携スタッフのスマートフォン。ナースコールが標準機能で、既存のナースコールと置き換えて使える
価格3社とも公式ページに金額の記載なし。見積もり制

出典はいずれも各社の公式ページです(2026年10月27日確認)。機能や対応機種は改良で変わるため、検討の際はメーカーに最新の情報を確かめてください。

眠りSCAN・眠りCONNECTは、どんな見守りシステムか

眠りSCANは、体に何も着けずに使う体動センサーで、公式には「マットレスや敷布団の下に敷いて電源を入れるだけ」とあります。睡眠と覚醒、起き上がり、離床に加え、心拍数と呼吸数を体動から推定し、設定した値を一定時間超えると通知します。

眠りCONNECTは、そのデータを法人・施設・ユニットの単位でまとめて見るクラウドの見守りシステムで、2023年10月から提供されています。カメラ(眠りSCAN eye)、インカム、介護記録ソフトとの連携も案内されています。夜間の睡眠や体の状態を、居室を回らずに把握したい施設に向いた作りです。

aamsは、どんな見守りシステムか

aamsは、電気・電子部品を使わないエアー式のマットをマットレスの下に敷き、心拍・呼吸・体動・離床を見るシステムです。細かい位置合わせは要らないとされています。睡眠は3段階で表示し、履歴は30日分残ります。

各社のナースコールやインカムへの通知、ネットワークカメラ、介護記録ソフトとの連携が案内されており、いまのナースコールや記録ソフトを残したまま、バイタルの見守りを足したい施設に合わせやすい作りです。上位版のaams+は、AIによる転倒リスクの3段階表示を備え、公式に「生産性向上推進体制加算(I)の取得をサポート」とあります。

HitomeQ ケアサポートは、どんな見守りシステムか

HitomeQ ケアサポートは、居室の天井に付けたセンサーで、起床・離床・転倒・転落などの行動を検知し、そのときの映像をスタッフのスマートフォンに届けます。ふだんの生活の映像は表示せず、映像をぼかすこともできると公式のFAQにあります。2026年2月に発表された新しいセンサーでは、緩やかな転落やずり落ちなども検知の対象になりました。

ナースコールが標準機能に含まれ、既存のナースコールと置き換えて使えるとされています。価格は一括購入と月額の2方式で、新設か既設か、床数、Wi-Fiの有無で変わり、既存の建物では追加の工事が要ることもあります。ナースコールの更新にあわせて、転倒を映像で確かめられる仕組みにしたい施設に向いています。

見守りシステムは、何を軸に比べればよいのか

比べる軸確かめること
知りたいこと睡眠や呼吸・心拍まで見たいのか、転倒や離床の瞬間を映像で確かめたいのか
ナースコールとの関係いまのナースコールに連携させるのか、ナースコールごと置き換えるのか
導入の重さ敷くだけで始められるか。天井への取り付けやネットワークの敷設が要るか
プライバシー映像を使うなら、表示する場面・ぼかし・録画の扱いと、本人や家族への説明
費用と範囲何床から、どの居室に入れるか。購入か月額か。加算や補助金を使うなら要件に当たるか

見守りセンサー全体の種類と選び方は介護施設の見守りセンサーの選び方にまとめています。

小規模な施設では、どう考えればよいのか

ここで挙げた見守りシステムは、睡眠や行動の分析まで含む、機能の厚い仕組みです。グループホームや小規模な有料老人ホームで、困りごとが「呼び出しに気づけない」「詰所を空けると分からない」にとどまるなら、まず呼び出しの受け方をスマホに変えるだけで足りることもあります。見守りが必要な方が出てきたら、その方の居室から見守りセンサーを足していく、という順番も取れます。

呼び出しの受け方から、小さく始める

ソクラクのナースコールは、電池式の呼び出しボタンから、LINE WORKS・Slack・Teams・LINEに呼び出しを届けます。配線工事なしで、1フロア・1台から試せます。

  • スタッフ全員のスマホに、部屋番号と階数を入れて同時に通知
  • いつ・どの部屋から呼ばれたかを自動で保存
  • 初期費用は10部屋・1フロアで32万円〜、月額は基本利用料1万円+ボタン数に応じた利用料(税別)

工事不要のナースコールについて見る

ソクラクが扱うのは利用者が押す呼び出しボタンです。睡眠・心拍の計測や、離床・転倒を感知するセンサー、映像での見守りはできません。

よくある質問

眠りSCANとaamsは、何が違いますか

どちらもマットレスの下に敷いて、離床や心拍・呼吸を見るセンサーです。公式の記述では、眠りSCANは体動センサーで、眠りCONNECTのクラウドで法人・施設単位にまとめて見る作り、aamsは電子部品を使わないエアー式のマットで、各社のナースコールやインカムへの連携を案内しています。どちらが合うかは、いまのナースコールや記録ソフトとのつなぎ方で決まることが多くあります。

見守りシステムの価格は、どれくらいですか

3社とも公式ページに金額は載っておらず、床数や構成、建物の状況で見積もる形です。購入と月額の両方を用意しているメーカーもあります。比べるときは、センサー・通知端末・ネットワーク・工事・月々の利用料を分けて見積もってもらうと違いが分かります。

見守りシステムを入れれば、ナースコールは要らなくなりますか

製品によります。HitomeQ ケアサポートはナースコールが標準機能に含まれ、置き換えて使えるとされています。眠りCONNECTやaamsは、ナースコールと連携して使う作りです。利用者が自分で呼ぶ手段は残す必要があるため、ナースコールをどうするかは見守りシステムと一緒に決めます。

生産性向上推進体制加算に使えますか

加算の要件に当たるかは、機器の機能と施設での使い方で決まります。3社のうち公式ページで加算に触れているのはaams+(加算(I)の取得をサポート)です。導入前に、加算の要件と、メーカーの説明の両方を確かめてください。

関連ページ

参考:パラマウントベッド「眠りCONNECT」公式ページ、バイオシルバー「aams」「aams+」製品ページ・よくある質問、コニカミノルタ「HitomeQ ケアサポート」公式ページ・よくある質問・価格ページ・2026年2月20日ニュースリリース(いずれも2026年10月27日確認)。製品名は各社の商標です。

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