ナースコールのメーカー比較|アイホンとケアコムの製品と、選び分ける4つのこと

ナースコールのメーカー比較|アイホンとケアコムの製品と、選び分ける4つのこと(ソクラクのコラム/ナースコール)

ナースコールの専用メーカーとしてよく名前が挙がるのが、アイホンとケアコムです。どちらも病院向けと介護施設向けの両方に、ナースコール本体から、スマホ・PHSでの受け方、見守りセンサー、保守までを一式でそろえています。そのため、どちらが上かより、いまの設備、何とつなぐか、誰が保守するかで選び分けることになります。
この記事では、両社の公式ページに載っている製品と機能を並べ、選ぶときに確かめること、専用メーカーが向く現場と向かない現場を整理します。

目次

アイホンのナースコールには、何があるのか

項目公式ページにあること
病院向けVi-nurse(ビーナース)。PC親機、患者情報を自動で映す液晶表示灯、電子カルテとの連動。小規模の医療施設向けに NBM-DN(各社の電話設備に直接つなぐ)
介護施設向け福祉施設向けの Vi-nurse。個別線式でリニューアルに対応した NBE
スマホ・PHS院内の電話設備(PBX)と連動して受ける。スマホは最大8〜16台をほぼ同時に呼び出せる(PHSは最大8台を順番に)
見守り見守りカメラ。映像の解析で起き上がり・離床を知らせ、検知の前から録画を残せる。眠りSCAN などの見守りシステムとも連動
介護記録ワイズマン、ほのぼのNEXT などの介護ソフトと連動
止まらない工夫幹線のIP化と冗長化。非常電源に切り替わるときも止まらない構成をとれる

ケアコムのナースコールには、何があるのか

項目公式ページにあること
病院向けPLAIMH NICSS、NICSS-EX8、NICSS-EX3 などのコンピュータナースコール
介護施設向けCICSS-EX5(特養・老健、複数階の見守り)、CICSS-EX3(サ高住・有料老人ホーム)、ナースコール機能だけのアナログ型 R-A型
スマホ・PHSハンディナースコールシステム。無線のエリア内なら、どこにいても呼び出しを受けられる
見守りAIを載せたカメラで離床の動作を知らせる。マットセンサー、眠りSCAN、ベッド内蔵型センサーとも連動
医療機器との連動生体情報モニタや輸液ポンプなどのアラートを、ナースコールで知らせる
看護の支援患者情報を一元管理する看護支援システム、位置情報で看護の動線を見える化するサービス

製品名と機能は、各社の公式ページ(2025〜2026年に保存された版)によります。2026年10月26日時点で、両社の公式サイトはメンテナンス中で見られません。導入を考える段階では、各社の窓口で最新の構成を確かめてください。

アイホンとケアコムは、どう選び分けるのか

両社とも、病院と介護施設の両方に、受け方・見守り・保守までをそろえています。機能の一覧で比べると、差は小さく見えます。選び分けは、次の4つで決まることが多いです。

確かめることなぜ効くのか
いまの設備同じメーカーなら、親機だけを替えて新しい機能を使える場合がある。他社に替えるなら、配線をそのまま使えるかを確かめる
電話設備スマホやPHSで受けるには、院内の電話設備(PBX)と連動させる。いまの電話設備の機種が対応しているか
つなぎたいもの見守りセンサー、介護記録ソフト、電子カルテ、医療機器。使っている製品と連動できるか
保守定期点検と故障時の駆けつけ。近くに拠点があるか、保守契約の中身と費用

見積もりは、ナースコール本体だけでなく、電話設備側の改修と保守契約を含めた総額で比べます。入れ替えの費用が何で決まるかはナースコールの入れ替え費用にまとめています。

ナースコールは、何年で入れ替えるものなのか

アイホンは公式ページで、ナースコールのリニューアルはおよそ12年が目安としています。部品の劣化による故障の発生率が、12年目を境に上がってくるためです。税法上の耐用年数(6年または15年)とは別の数字です。耐用年数との違いはナースコールの耐用年数で書いています。

専用メーカーのナースコールが、向く現場と向かない現場

現場考え方
病院通話で状況を聞く、一度も取りこぼさない、停電でも止めない。専用メーカーの設備と保守が要件に入る
大きな介護施設複数階・多床で、見守りや介護記録と深くつなぐなら、専用メーカーの一式が合う
小さな介護施設・クリニック呼び出しが確実にスタッフに届けば足りるなら、無線のボタンとスマホ・業務チャットの組み合わせも選べる

受け方や呼び方の違いはナースコールの種類、スマホで受ける方法はナースコールをスマホで受けるにはにまとめています。

小さな施設なら、配線工事なしという選択肢

ソクラクのナースコールは、専用機ではなく市販の機器を組み合わせています。無線のボタンから、LINE WORKS・Slack・Teams・LINEに呼び出しを届けます。

  • 配線工事なし。ボタンは電池式で、受信機を施設のネット回線につなぐだけ
  • 初期費用は10部屋・1フロアで32万円〜、月額は基本利用料1万円+ボタン数に応じた利用料(税別)
  • 1フロアだけ、1台からでも試せます

工事不要のナースコールについて見る

音声通話はできません。病棟のように通話や多重化が要件になる現場には、専用メーカーの設備をおすすめします。

よくある質問

アイホンとケアコムは、どちらがよいですか

どちらも病院と介護施設の両方に、受け方・見守り・保守までをそろえているため、機能だけでは決めにくいです。いまの設備のメーカー、院内の電話設備との連動、使っている見守りセンサーや介護記録ソフトとの連動、保守の体制で選び分けます。

メーカーを替えると、いまの配線は使えますか

場合によります。同じメーカーなら、親機だけを替えて新しい機能を使える例があります。別のメーカーに替える場合は、配線の方式が合うかを現地で確かめてもらう必要があります。配線をやり直すと、工事の費用と期間が大きく変わります。

アイホンやケアコムのナースコールは、スマホで受けられますか

受けられます。両社とも、PHSやスマートフォンで呼び出しを受ける仕組みを用意しています。院内の電話設備(PBX)と連動させる構成が多いため、いまの電話設備の機種が対応しているかを確かめます。

ナースコールの価格は、公開されていますか

今回確かめた両社の公式ページには、価格の掲載はありませんでした。部屋の数、建物の構造、電話設備や見守りとの連動、保守契約で大きく変わるため、現地調査のうえで見積もりを出してもらう形が一般的です。

関連ページ

参考:アイホン株式会社「医療施設・福祉施設向け商品情報」(Vi-nurse、NBM-DN、スマートフォン活用のご提案、ナースコールリニューアル。Internet Archive に2025年1月〜2026年1月に保存された版)、株式会社ケアコム「製品情報」(Internet Archive に2025年1月〜2026年1月に保存された版)。2026年10月26日時点で両社の公式サイトはメンテナンス中のため、保存された版を参照しました。製品の構成や仕様は変わることがあります。導入の際は各社にご確認ください。

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