ワイヤレスナースコール(無線式)の選び方|ワイヤレスコールとの違い・電波・後付け

ワイヤレスナースコール(無線式)の選び方|ワイヤレスコールとの違い・電波・後付け(ソクラクのコラム/ナースコール)

ワイヤレスナースコール(無線式)は、呼び出しボタンと受ける側を電波でつなぐナースコールです。壁や天井に配線を通さずに済むので、工事を小さくでき、ボタンの移設や増設もしやすくなります。一方で、市販の「ワイヤレスコール(呼び出しチャイム)」も同じ無線式で、見た目では違いが分かりにくいところです。
この記事では、無線式の仕組み、有線式との違い、市販のワイヤレスコールと施設用の違い、有線から替える前に確かめることを整理します。

目次

ワイヤレスナースコールは、どんな仕組みか

部分役割
呼び出しボタン居室・トイレ・浴室に置く。電池で動き、押すと電波を出す
中継器電波が届きにくい場所(階をまたぐ、鉄扉の向こう)に置き足して、届く範囲を広げる
受信機(親機)電波を受けて、呼び出しを知らせる。製品によって、その場で鳴らす・表示する、PHSやスマホに送る
受ける端末詰所の表示器、PHS、スタッフのスマホ。どこで受けるかで、詰所を離れていても気づけるかが変わる

ナースコール全体の種類と、受け方・呼び方の違いはナースコールの種類と仕組みにまとめています。

有線式と比べて、何が違うのか

項目有線式無線式(ワイヤレス)
工事壁や天井に配線を通す配線工事が少ない、または要らない
移設・増設配線の位置に縛られるボタンを置き直す・足すだけで済みやすい
電源配線から給電ボタンは電池。電池交換の運用が要る
届くかどうか配線がつながっていれば届く建物の構造で電波が弱まる。中継器で補う
費用の出方工事費が大きく、建物ごとに読みにくい機器代が中心。工事費が小さい

入れ替えの費用が何で決まるかはナースコールの入れ替え費用で比べています。

市販のワイヤレスコールと、施設用のナースコールは何が違うのか

家庭や店舗向けの「ワイヤレスコール(呼び出しチャイム)」は、ボタンを押すと受信機が鳴る簡易なナースコールとして使えます。違いが出るのは、誰に届くか、何が残るかです。

項目市販のワイヤレスコール施設用のナースコール
届く先受信機が鳴る場所にいる人だけ詰所・PHS・スマホなど、複数のスタッフに同時に
どこから呼ばれたかボタンの数が増えると分かりにくい部屋番号や場所を表示して知らせる
記録残らないものが多いいつ・どこから呼ばれたかを残せる製品がある
電池・故障の管理切れて初めて気づくことがある電池残量や機器の状態を知らせる製品がある

ボタンが数個で、スタッフがいつも受信機の近くにいるなら、市販品でも足ります。居室が多い、夜は少ない人数で回す、誰がいつ呼んだかを残したい、という施設では、施設用を選ぶほうが確実です。

配線工事なしで、呼び出しをスタッフのスマホへ

ソクラクのナースコールは、電池式の無線ボタンから、LINE WORKS・Slack・Teams・LINEに呼び出しを届けます。受信機を施設のネット回線につなぎ、電波が届きにくい場所には中継器を置き足します。

  • スタッフ全員のスマホに同時に届き、いつ・どの部屋から呼ばれたかが残ります
  • 機器の状態と電池残量を見守り、知らせます
  • 初期費用は10部屋・1フロアで32万円〜、月額は基本利用料1万円+ボタン数に応じた利用料(税別)

工事不要のナースコールについて見る

音声通話はできません。ソクラクが扱うのは呼び出しボタンで、離床センサーなどの見守りセンサーは扱っていません。

有線から無線に替える前に、何を確かめるのか

確かめること中身
建物の構造鉄扉・コンクリートの壁・地下・階をまたぐ場所。電波が弱まりやすいところを先に洗い出す
電波の確認いちばん遠い部屋やトイレで、実際に押して届くかを試す。足りなければ中継器を足す
ネット回線スマホに届ける方式なら、施設の回線が要る。止まったときの代わりの手段も決める
電池の交換誰が、いつ、どうやって残量を確かめて替えるかを決めておく
いまの設備との併用すぐに全部替えず、一部の居室で並べて使ってから切り替える進め方もある

トイレや居室にボタンだけを後付けする場合は介護施設の呼び出しボタン、スマホで受ける方法はナースコールをスマホ・アプリで受けるにはで書いています。

よくある質問

ワイヤレスのナースコールは、電波が届かないことはありませんか

建物の構造によっては届きにくい場所があります。鉄扉の向こうや地下、階をまたぐ場所は、導入前に実際に押して確かめ、足りなければ中継器を置き足します。

ボタンの電池は、どのくらいもちますか

機器と押される回数で変わるため、製品ごとの目安を確かめてください。大事なのは、切れる前に気づけることです。電池残量を知らせる機能があるか、なければ定期的に確かめる担当と時期を決めておきます。

いまの有線のナースコールと、無線のボタンを併用できますか

できる場合が多いです。有線の設備を残したまま、足りない場所や新しく増やした部屋だけに無線のボタンを足す使い方があります。受ける場所が2つに分かれないよう、どこで受けるかを決めてから入れます。

市販のワイヤレスチャイムで代用してもよいですか

ボタンが数個で、スタッフがいつも受信機の近くにいるなら代用できます。複数のスタッフに同時に届けたい、どこから呼ばれたかを確実に知りたい、記録を残したい場合は、施設用の仕組みを選びます。

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