介護施設の見守りカメラ|プライバシーの考え方と同意書に書く項目

介護施設の見守りカメラ|プライバシーの考え方と同意書に書く項目(ソクラクのコラム/介護施設の見守り)

介護施設の居室に見守りカメラを置くなら、何のために撮るのか(利用目的)を決め、本人と家族に説明し、誰が見て、どれだけ残すかを決めておくことが欠かせません。映像は個人情報で、心身の状態まで分かることがあるからです。
この記事では、見守りカメラで気をつけるプライバシーの考え方、同意書に書いておく項目、カメラ以外の見守りの選択肢を整理します。

目次

介護施設の見守りカメラで、何に気をつけるのか

個人情報保護委員会のQ&Aでは、特定の個人を識別できるカメラ画像を取得する場合、利用目的をできる限り特定し、その範囲内で使うことが求められています。カメラに気づきにくい場合は、作動中であることを掲示するなどして本人が分かるようにすること、取得した目的とは別の目的に使うにはあらかじめ本人の同意が要ること、保存期間を決めて不要になったら消すこと(努力義務)、見られる職員を限るなどの安全管理も示されています。

医療・介護関係事業者向けのガイダンスでも、映像は個人情報に含まれるとされています。居室の見守りカメラを直接取り上げた記載はありませんが、防犯カメラとは目的が違い、居室の映像からは心身の状態も分かるため、利用目的を明らかにして本人・家族に説明しておくのが確実です。

見守りカメラの同意書には、何を書くのか

項目書くこと
利用目的夜間の転倒の確認など、何のために撮るのか
撮る範囲と時間どの居室の、どの範囲を、いつ撮るのか。常時か、センサーが反応したときだけか
見る人映像を見られる職員の範囲
保存と消去録画するか。する場合の保存期間と消し方
目的外の利用目的以外には使わないこと。家族への提供など、別の使い方をする場合の扱い
やめるとき本人や家族が希望したとき、必要がなくなったときの扱い

同意書のひな形を配っている自治体や団体もありますが、施設の使い方に合わせて項目を決めることが大切です。法的な判断が必要な場合は、専門家に確かめてください。

カメラ以外の見守りには、どんな選択肢があるのか

方法特徴
離床センサー・ベッドセンサー映像を撮らずに、起き上がりや離床だけを知らせる
体動センサーマットレスの下で、離床に加え呼吸・心拍・睡眠を見る
行動検知型のセンサー起床や転倒などのときだけ映像を出し、ふだんの生活の映像は表示しない製品もある
呼び出しボタン本人が押せる方なら、押したときだけ職員に届く

方式ごとの違いは介護施設の見守りセンサーの選び方、主な見守りシステムの比較は介護見守りシステムの比較で書いています。

映像を使わない見守りから、小さく始める

ソクラクのナースコールは、本人が押したときだけ、LINE WORKS・Slack・Teams・LINE に呼び出しを届けます。カメラを置かずに、どこにいても呼び出しに気づける仕組みをつくれます。

  • 配線工事なし。電池式のボタンを置くか貼るだけで、1フロア・1台から試せます
  • いつ・どの部屋から呼ばれたかを自動で保存します
  • 初期費用は10部屋・1フロアで32万円〜、月額は基本利用料1万円+ボタン数に応じた利用料(税別)

工事不要のナースコールについて見る

ソクラクが扱うのは利用者が押す呼び出しボタンです。カメラや、離床を感知するセンサーは取り扱っていません。

よくある質問

介護施設の居室にカメラを付けるのに、本人の同意は必要ですか

個人情報保護委員会のQ&Aでは、利用目的の特定と、本人が気づけるようにすることが求められ、取得した目的と別の目的に使う場合には本人の同意が要るとされています。居室の映像は心身の状態まで分かるため、目的を説明し、本人と家族の了解を得てから使うのが確実です。

見守りカメラの映像は、どれくらい保存してよいですか

法令で決まった期間はありません。個人情報保護委員会のQ&Aでは、保存期間を決め、利用する必要がなくなったら遅滞なく消すよう努めることが示されています。目的に必要な期間を決めて、同意書に書いておきます。

家族から、居室にカメラを付けたいと言われました

施設として、誰が映像を見るのか、他の利用者や職員が映り込まないか、保存と管理を誰がするのかを決める必要があります。家族の希望だけで決めず、施設の方針と本人の意向を確かめて判断します。

関連ページ

参考:個人情報保護委員会「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン」に関するQ&A(Q1-13・Q1-15・Q5-4・Q10-8)、個人情報保護委員会・厚生労働省「医療・介護関係事業者における個人情報の適切な取扱いのためのガイダンス」(令和8年4月一部改正)(2026年10月27日確認)。

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